佐藤 剛(東京 藤原由紀乃後援会会員)
2004年7月9日(金)の東京文化会館でのリサイタル、本当に久しぶりに由紀乃さんの魂の響きを拝聴でき、幸福な時を過ごせました。当日は帰りが慌ただしく、お母様にもご挨拶もせずに帰りましたことお詫び致します。また、あのカザルスホールでのクライスレリアーナ以来、なかなかリサイタルにもうかがえず、仕事その他様々な雑事に追われて、お約束の「由紀乃さんの芸術についてまとまったものを書きたい」という課題も未だ果たせず、申し訳なく思っています。その間、実家の方にはお母様からお知らせを毎回頂戴いたしており、ありがたい気持ちでいっぱいです。私が由紀乃さんのピアノの音色に癒されるのと同じように、多くの方々が、ツィーグラー奏法による魂の響きに、心癒され、音楽の本質を感じ取り、涙を浮かべて静かな感動を味わっておられることと思います。殊に、今回はあのロンティボーでの課題曲で、私が最初にTV録画で由紀乃さんの”ただ者でない”ピアニストであることを直覚した曲、「エロイカ変奏曲」がプログラムにありましたので、何が何でも聴きたいと思って馳せ参じました。その前の機会に、ハンマクラヴィーアが大成功だったことを聞き、本当に聴きたかったと悔し涙を流したので、今回は後悔をしないために!私は聴いていて何度か涙が出ました。この曲は明るく、またベートーヴェンのひとり言みたいな落ち着いた流れで変奏が続いていきますが、やはり最初に由紀乃さんと出会った曲であることから、あれから約20年の月日が流れたことや、恩師シュタードラー先生との介護の月日への想像、日本にもどられてまだ由紀乃さんを知らない方が大勢いること、また、由紀乃さんご自身の「ごあいさつ」の中の、さすらい人幻想曲になぞらえてのご自身の心境などを想い、ちょっと悲しくなりました。しかし本当に美しい!と想いました。それは宇宙の美しさであり、音楽の美しさ、さらに人間の美しい部分を感じさせてくださいました。リストも、そしてシューベルトも同様に、常に人生を想わせる展開、音楽的想念がわき上がるような演奏でした。このような感動はとても言葉で表せるようなものでもなく、帰る際に、一言お声をかけようかと思いましたが、次回、サロンコンサートにまた参りますので、そのときごあいさつさせていただきます。しかし私には「本当にありがとうございます」という言葉しか思い付きません。このように音楽の素晴らしさ、この世界の素晴らしさを、由紀乃さんの魂を通じて私たちに知らせていただけることへの感謝の気持ち、これしかありません。私たちのように、俗界で日々生きている者達にとって、この瞬間は永遠に美しく何か世俗的な方法でこのことへの想いを表現することはとても難しいです。「祈り」の中にしか、この気持ちを充分に表すことはできません。ずいぶん多くの重要なコンサートが不参加になってしまって、残念です。「愛犬ウィちゃんのひとりごと」も熟読しています。あれは由紀乃さんの筆ですか?? とてもユニークでしかし重要なことが書かれていますね。またお便りさせていただきます。とにかく、御礼が言いたくて… ありがとうございました。書き忘れましたが…もちろんアンコールのショパンのエチュード3曲は圧巻でした!あのような難曲、由紀乃さんのような一点の曇りもなく音楽的に流れていく解釈、演奏技術、そして音楽の生命を澄み切って表現されるピアニストは他におりません。音が生きている、生命とともに輝いている…そういうピアノを聴ける私たちは幸福です。私の最重要ピアニストとして、由紀乃さんは天使のような方です。「神様の楽器」そのものです。私もこの生命の奏法をお習いしたいです。しかしなかなか状況が許さず、残念です。
山本千春(東京都)
今回、初めて藤原さんのピアノを聴かせて頂きました。まず、音の響きのやわらかさ、あたたかさ、深さに感動しました。そして不思議なのは、ピアノの音が鳴って音楽が流れてくるというよりは、藤原さんの中に音楽があってそれがあふれでて、後からピアノから音が出てる、、、という感覚だったことです。ステージでのお振る舞いも奏でられる音楽も、お人柄が伝わってきて、すごく心が癒されました。 今後も、どうぞご活躍下さいませ。
前川靖子(東京都)
非常に優雅なメフィストワルツでステキでした。
長屋洋子(千葉県)
藤原さん独特の弾き方、ツィーグラー奏法ですか?
暖かさと器の大きさ、テクニックの正確さを感じました。
いつか、レッスンを受けてみたいです。
久保田博子(東京都)
テレビやラジオに出演されないと、多くの方が知る機会がないと思います。演奏会では、なんとなくいつも同じメンバーのような気がいたします。由紀乃さんのような、本物の音楽がもっともっと広まるように、よろしくお願いします。
湯澤睦子(東京都)
柔らかく深く情熱的な響きに、感激いたしました。
また聴かせていただきたいと存じます。
奥抜由紀江(埼玉県)
こんにちわ。私は、音楽大学の学生です。
今日の演奏会を、とても楽しみにしてました。
由紀乃さんのピアノの音がすごく好きで、今まで何度か音楽会に来させていただきました。
これからも、いろいろな曲を聴かせて下さい!
とても、楽しませていただきました。
和田和子(神奈川県)
Orchestraのような豊かな色彩にあふれた音楽を聴かせて下さいまして、ありがとうございました。アンコールのChopinのエチュードは、もう!すばらしかったです。生きる喜びがわいてきます。(Mephisto)心にしみ入る演奏をありがとうございました。 胸いっぱいになりました。涙がこぼれました。生きる勇気がわいてきます。人間の尊さ、気高さを感じます。ありがとうございました。
飯田早苗(東京都)
昨年5月31日に「ベートーベンの夕べ」を聴かせていただいて以来、由紀乃さんの演奏のファンになりました。時に繊細で、時にパワフルな演奏は、いつまでも心に残っています。演奏会があまりにも素晴らしかったので、その後CDを買わせていただきました。落ち込んでいる時や、心が疲れたときに聴くと癒され元気を与えてもらいました。あれから一年、今日またあの演奏に再び会うことができて幸いです。どうぞこれからもご活躍ください。
飯田浩(東京都)
これ迄、交響曲を中心に大曲が好みでありました。最近、オーソドックスといわれる交響曲も好ましいけれども、小品群にとても親近感を抱く様になりました。そんな折、今回の「ブラームスの夕べ」を聴く機会を得たのです。6つの小品は(自分の心に)自然に凍み込んで来るようなNaturalityが感ぜられました。2つのラプソディーでは、力強さと活気に溢れた流れがとても印象的でした。パガニーニの主題による変奏曲は圧倒的なパワーを発して熱い強さといったエネルギーが滾々と沸いてくるような曲になっていました。アンコールの間奏曲で心静けさがしっとりと舞い戻ってきました。
加藤正人(東京都)
pppからfffまで、本当に多くの色を見る(聴く)ことができました。オーケストラを感じる大変な響きの中に身を置くことができてとても幸せな時間でした。ありがとうございました。
高梨有紗(栃木県)
「6つの小品」のさいごふしぎな音でした。おなじく「6つの小品」の3つめ、私は大好きです。すきとおるような音で、きれいでした。「6つの小品」の2つめ、心が悲しくなるような、あたたまるようなきれいな音です。ありがとうございました。
石井瑞穂(神奈川県)
素晴らしい演奏どうもありがとうございました。やわらかなやさしい音でした。ピアノってこんなにもすばらしい楽器なのだと本当に思いました。私も、あんなふうにひけるようになりたいです。いい演奏をどうもありがとうございました。
栫香(埼玉県)
3月に中野ベーゼンドルファーでの講座で藤原先生の公開レッスンとお話を聞かせていただきました。その時、はじめてツィーグラー奏法を知りました。このような素晴らしい奏法に出会いたかったと、たいへん感動しました。今日の音楽会も、心が本当に満たされて幸せな時間を過ごさせていただきました。他のどんなピアニストの方とも全くちがうあたたかく深くて、広く、言葉には表せない素晴らしい音でした。ブラームスの魂に触れ合えた思いでした。とくに「パガニーニの主題による変奏曲」はなぜか涙が出ました。私のようなものでも、もし、ツィーグラー奏法を学ぶことができたら幸せです。もしよろしかったら、どこで学ぶことができるのか、教えていただけませんでしょうか。どうぞよろしくお願い申し上げます。
金澤美穂 (神奈川県)
とても素晴らしい演奏でした。「6つの小品」の中では「ロマンスヘ長調」が一番気に入りました。きれいな旋律で、ついうとうとしてしまいました。「2つのラプソディー」は、「第1番ロ短調」の方が、気に入りました。華やかな旋律で、とても良かったです。「パガニーニの主題による変奏曲イ短調op.35」は、やさしい感じと力強い、両方楽しめました。アンコール曲は、気持ち良く、自分でも弾いてみたくなりました。強弱どちらの音も、やさしく、やわらかい音で、とても感動しました。12月の公演は、試験中ですが、聴きにいきたいです。
長野恵子 (東京都)
いつも藤原さんの演奏を聴くと、こんなにいい曲だったのか、と認識が変わり、自分で弾いてみたくなります。今日も、ブラームスのロマンチストな面、温かさ、ブラームスの人柄なのか、藤原さんのお人柄から出るものなのか、とても心豊かなひとときでした。
和田美季 (東京都)
ホールで由紀乃さんの演奏を聴いたのは今日が初めてです。音がすごくリアルだったり、マイルドだったりして、同じピアノなのに、こんなに違うんだなと思いました。せんりつがきれいに移って、ブラームスは、こういう風に音を考えて作曲したんだなと思いました。これからも、素晴らしいピアノを聴けることをたのしみにしています。
おぐらひろな (神奈川県)
おねえさんのピアノはじめてききました。とてもすてきでした。
三村和彦(神奈川県)
シューベルトの音楽はこういう風にも演奏できるのかととても新鮮な驚きでした。私は感動しました。
植山知恵子(東京都)
音に延びがあってスバラシかった。10数年前、TVのドキュメンタリーを見ました。その後の活躍がうれしいです。
荒木考美(神奈川県)
とてもすばらしかったです。ピアニストの方は何人もいらっしゃいますが、すごく心をゆさぶられる演奏でした。また次回も聴きたいと思います。アンコールの曲もちょうどショパンの知っている曲でしたのですごくうれしかったです。
栗城さち子(東京都)
素晴しい演奏をありがとうございました。音の美しいこと、感動致しました。迫力のある演奏、細やかな響きを聴きながら、はるかかなたの宇宙を漂っているような気持ちでした。
坂井田径子(愛知県)
東京できくのは初めてです。Hallが違うとまた違ってきこえます。やはりショパンをもっとききたいです。アンコール3曲はすばらしかった!とは言え、いつもどおり気高い高貴な力強い音楽をきけてうれしいです。
岡田康代(東京都)
素晴らしい音色でした。改めてリストとシューベルトの良さを感じました。個人的には高音で動いていくメロディー、いくつもの和音が重なって響きわたるハーモニーが好きでした。九州にいた頃、内山信先生にお世話になっていて、とても素晴らしい演奏だから是非聴きなさいといわれていて、今日ようやく実現できて嬉しく思います。これからも楽しみにしています。
市村あや(茨城県)
10数年前からピアノを聞かせていただいてますが、その都度由紀乃さんの音の変化を感じます。今日の音楽会はとても胸にうつ音楽でした。聞いてて、とてもドキドキしてしまいました。今後の活躍も期待してます。
本間久美子(東京都)
メフィストワルツは前から好きだったので公演前から楽しみにしていました。とても素晴らしく圧巻されました。高音部がとても繊細な音を出していてきれいでした。
池田泰子(東京都)
バッハは香りがパアッと立ってくるような演奏がとてもすばらしかった。ベートーヴェンもよかったけれど、リストがまたとてもとてもよかった。リストはあまり好きではなかったのに、いつだったかの藤原由紀乃さんのリストを聴いてからその作品のよさがわかるような気になりました。シューベルトはすがすがしいさすらい人の心が伝わってくるようで感動しました。アンコールもすばらしかった!いつも思うのですがアンコールは2曲ぐらいでいいですよ。お疲れでしょうから3曲以上する必要ないと思います。いつもいつもすばらしい演奏をありがとうございます!
星倭文子(埼玉県)
素晴しかった。バッハは正格に、ベートーヴェンは流れる様に大きく美しく、リストは華麗に大きく流れるように、シューベルトは暖かく、つつみこむ様なアンコールのショパンのエチュードもよかった。やはりピアノの達人といわれる人の面影が淋しさの中にもよみがえる。
柿崎恵美子、恵梨奈 (東京都)
昨夕は素晴しい演奏を有り難うございました。このような機会も与えて下さったことを心から感謝致します。全ての曲が感動に満ちたものでしたが、特に最後に演奏なさったシューベルトの「さすらい人幻想曲」はとても心がゆったり癒される気がいたしました。素人の何もわからない私がお話することなど僭越でございますが、由紀乃様はこの曲をとても愛しているのではないかなと思いました。とても優しく大事にされているのだろうなと想像いたしました。そして、曲を聞いている間、さすらい人が田園風景の中を歩いている後ろ姿を想像しました。そしてその映像は頭の中でずっと続きました。最後まで心の中で由紀乃様の弾かれる曲といっしょに流れていきました。本当に素晴しい感動をありがとうございました。アンコールのショパンの曲を次々ドラマチックに演奏なされるのを聞いて由紀乃様は音楽の宝石箱をお持ちなのだと思いました。
平沢政之(神奈川県)
藤原様
昨夜(7/9)は、障害者招待でステキな音楽を聴かせていただき有難うございました。とくにエロイカ変奏曲は印象が強く残りました。また、さすらい人は好きな曲なので、また聴きたい位です。 とりあえずお礼まで